HOME > スーパーテクニシャン > ポーセレンワーク-PORCELAIN WORK- 仲田誠一
スーパーテクニシャン
スーパーテクニシャン
ポーセレンワーク - PORCELAIN WORK -
PORCELAIN WORK 仲田誠一

「おじいさんを助けてあげたい」
 子どものころ、祖父が「入れ歯が合わない」と食事を食べにくそうにしていたのを見て、
子ども心に「助けてあげたい」と思ったのが、歯科技工士になったきっかけの一つです。
消防士など人を助ける職業に憧れていて、さらに医療系の仕事に就きたいと思い、技工士学校へ進学しました。
学生時代、いろいろな歯科技工所を見学し、その中から全ての技工をやっている和田精密に入社を決めました。選択肢が多く、幅広く知識を得られることが魅力でした。

大きな力
 入社1年目のある日、仕事が遅くなったときがありました。
私はとにかく手伝いたいという気持ちで、あまり経験のない埋没を自らやりたいと申し出て手伝うことになりました。
ところが、埋没材の種類を間違えてその日みんなが作ったワックスパターンの大半をダメにしてしまったのです。
自分のしたことに愕然としましたが、先輩も上司も私を責めることはなく、
すぐにパターン担当者が集められ、2時間ほどで何事もなかったかのように元通りになりました。
そのときほど組織ラボの強さを感じたことはなく、知らず知らずのうちに涙が出ました。

仲田誠一photo

未知の世界「20ミクロンずれてるから直してこい!」
 大阪工場に在籍した6年間は、技術的にも鍛えられました。
とても厳しい上司にチェックをお願いしては、「小窩の位置が20ミクロンずれているから直してこい!」と何度も何度も作り直していました。
その当時は目で見えるか見えないかの単位感覚はまだ漠然としていて、
やっているうちに自分の仕事がミクロンというとても細かい世界でおこなわれているのだとわかりました。
▲愛用の技工道具 これがないとできに違いが出ます。
▲愛用の技工道具 これがないとできに違いが出ます。

歯は個性 審美技工へ
「歯は個性」
これは、ある患者さんとの出会いで学んだことです。
その患者さんは意図して歯並びを悪くすることを希望していました。
ある女優の名前を挙げ、“歯並びのガタガタ”具合に明確なイメージを持っていました。
しかし、その女優の歯並びを忠実に再現して持っていくと「違う」と言うのです。
まったく同じ歯並びが欲しいのではなく、その女優の持つ全体的なイメージを望んでいたのだとわかりました。
歯並びはイメージの一つでしかなかったのです。
大半の歯科技工士は、「きれいな方がいいだろう」という先入観で綺麗に作ってしまいがちです。
しかし、本来はもっと患者さんの声に耳を傾け、持っているイメージそのものを捉えた上で、口腔内で機能する審美的な技工物を考えていくことが大切です。

歯科技工士にとって一番の幸せ
技工は生涯勉強です。勉強しなければならないことは山ほどあります。
しかし、大多数の歯科技工士は、その機会も時間もなかなか持ち得ないのが現状です。
当社は勉強したいと思えばそういう時間やお金を惜しまない。
これは歯科技工士にとっては一番幸せなことだと思います。
そうして磨いた技術で、患者さんの笑顔に接したり「ありがとう」と言われるのはとても嬉しいです。
それが今日まで技工士としてがんばれるモチベーションであり、私の原動力になっています。


名古屋工場 仲田誠一
Profile
名古屋ラボ  仲田 誠一(ナカタ セイイチ)
1972年 京都市出身
1995年 京都歯科医療専門学校 卒業
1995年 和田精密歯研株式会社 入社
2005年 スーパーテクニシャン 認定
2009年 KUWATA COLLEGE Occlusion and Ceramometal course 修了



2009年 日本歯科審美学会 認定技工士
2010年 日本口腔インプラント学会 認定専門技工士


所属学会
日本歯科審美学会
日本口腔インプラト学会

説明会コンテンツ
・最新のCADCAM技工

主な学会発表
第21回日本歯科審美学会学術大会(平成22年8月27日(金)・28日(土)・29日(日))
「シェードテイクングの現状と歯科用測色器を使用した臨床例」
pagetop