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2012年新春 年頭所感 「成就」の年に

メディア 2012年 年頭所感 掲載日 2012年01月01日

2012年新春 年頭所感
「成就」の年に

新年明けましておめでとうございます。

 昨年3月の大震災、9月の新政権、円高、EU金融危機と国内外要素により、昭和後期を基準とすると景気はとても回復とは言えません。

 但し、医療業界においては、歯科の政治力、社会的認知度は高くはないものの、他業界平均からみると実に安定した基盤を維持しております。

 ここ数年、生活習慣病や延命医療に対して予防の取り組みは更に進み、歯科の補綴の割合は低くなってきているものの、ジルコニアを中心としたノンメタル歯冠修復の普及、メタルの中では貴金属の高騰に伴いコバルトクロムが浸透し、一般の審美意識も進化しノンメタルやノンクラスプ、ホワイトシェイドが取り沙汰されて、ますます広がりを見せています。

 歯科技工業界では、技工士不足、組織技工所の定着率改善、TPPの業界への影響が新たな転換期をもたらすものと思われます。そのような中で当社は定着率の更なる改善を図るべくスーパーテクニシャン(熟練技工士認定)などの社内制度、対外的には「G‐1グランプリ(学生技工コンテスト)」と、業界内の人材育成に引き続き力を注ぎます。
 CAD/CAMも今や定着し更なる進化を高速で続けており、技工作業全体に占める割合も高まりつつあります。当業界において近い将来、設備産業の要素がかなり占めてくると思われます。

 和田精密歯研におきましては、デジタル技工に代表されるポーセレンジルコニアクラウンや装着した時に義歯とわかりにくいノンクラスプデンチャー(スマートデンチャー)が安定してきており、一昨年導入のレーザーシンタリングによるコバルトクロムコーピングのポーセレンクラウン(レーザーボンド)、昨年からは世界的に普及しているソリッドジルコニアクラウン(ピュアパール)が今期飛躍的に社会貢献できる技工サービスといえます。同時にISUSを中心としたハイテクインプラント上部構造ラインアップ、保険導入の可能性も出てきたインプラントオーバーデンチャー、インプラントと同時に市場を広げる歯科矯正においてはマウスピース型を中心としたシステムと、新サービス、新製品を発表し、引き続き、「選択肢が広く、安心できる補綴治療のサポート」という軸足をずらすことなく取り組んでまいります。

 グループ企業の(株)ハーモニックでは引き続き歯科コーディネーター教育事業をおこない、バイオニック(株)は中心事業のサージカルガイドに加え独自のシミュレーションソフトをご提供し、グループ全体で総合的な歯科医療サービスをご提案してまいります。

 また社員の皆様へは、技工担当の皆様が熱望される技術研修会も更にステップアップし、営業担当者へも知識や情報習得はもちろん、製販ともに役職者としての心得を学ぶ機会も加えました。さらに社員の定着率も向上し、永年勤続研修対象者も増えました。今後も仕事と会社を通じて豊かな人生を培っていただくための努力を続けてまいります。

 新年の課題としては、まずは時短です。労働力の不足、国際競争力の必要性の中、世論は個々人の権利の保護をより厳密に高める風潮にあります。当社もこれに対応すべく、時間当たりの効率を急速に上げていく必要があります。これまでは、機械化、高付加価値製品比率の増加で時間をかけて社員の皆様の生活を向上していこうと努力してまいりましたが、社会の風潮はこれを緊急に実現する必要性に迫られております。
打ち出の小槌はありませんので、これまで通りの機械化、高付加価値製品増に加えて、更なる現場の効率化、ただ早く作業するだけではなく全業務における「細かな工夫の積み上げ」が必要とされています。ただ歯科医療を通じて社会に貢献する本分をわきまえていなければ、安定存続はままなりません。品質が変わることは、効率化ではなく、異なる製品、異なるサービスとなります。業績と社内外の「口福」は比例するものと信じ、課題を「成就」していく年といたします。

 適正なコストの技工料金への反映は、決してお客様に不利益をもたらすものではありません。レーザーボンドをはじめとするハイテク機器が導入できたこともその1つと考えています。さらに現場の一つひとつの創意工夫で、これからも先生方の歯科医院経営の一助となる品質・サービスとコスト対策を目指しつつ、社員の生活向上を保ち、将来への投資資金も確保してまいります。

 和田精密歯研が、今後も安定と安心の業務サービスをご提供するには、企業としての健全な存続が、健全な存続には発展が必要と考えております。
 先生方への「口福」のご提供のお手伝いをしてまいりますので、本年も和田精密歯研をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

2012年 正月

和田精密歯研株式会社 
代表取締役社長 和田主実

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