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(102)人をつなぐ 仕事をつなぐ

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2009年11月17日

さじかげん(102)人をつなぐ 仕事をつなぐ

 CAD/CAMの技術がいよいよ広がり海外のデンタルショーでも大々的に紹介されている。日進月歩の技術開発には目を見張るばかりだ。製品開発や新技術の探求には新しい発想・知識・人脈が必要である。それと、全く別の角度から観るということも必要だと思う。
 とくに人脈は大切である。一つの出会いでお互いの世界が広がることになるのだから、両者がつながる意味合いは大きい。

 先日、眼鏡産業の方と知り合った。眼鏡フレームの製作過程においてCAD/CAM技術は今や常識で、ソフトの充実や技術研究には大いに学ぶものがあった。話を聞いて知ったことだが、眼鏡産業の技術者は歯科技工で使用する材料を上手く活用している。実はガラス造形の世界においても同じである。
 歯科技工はあらゆる技術産業の箱庭的職業であるから基礎的な共通点があって当然だ。となれば、多くの技術系業種との出会いと交流は技工業界へのヒントとなる可能性も高いわけだ。
 しかしここでいう出会いや交流はなかなか大変だ。たとえはるばる訪ねて行っても相手が胸襟を開いてくれるとは限らない。
 そこでお互いを識(し)っている紹介者が必要となる訳だが、ここで紹介者の立場になって考えてみよう。
 常にいろいろな所にアンテナを張り巡らせておくことと、それ以上に「気付き」と「閃き」という柔軟な発想が必要になるし、何よりも仲介の労をとる行動力が必要になってくる。これが「人をつないで仕事をつなぐキーポイント」になるだろう。出会いを取り持つ人材が多い業界ほど発展が早いのではないかとさえ思う。歯科はどうであろう。

 趣味でもふとした出会いから造詣が深くなる可能性がある。考えてみれば毎日の生活でも同じだ。食卓に上がる食べ物一つをとっても、ここに上がるまでに幾人もの出会いと、アイデアや苦労の結果だと想うと感慨深い。
 食事五観、「一つには功の多少を計り、彼の来所を量る」に深く頷くことができる。
 CAD/CAMもコンピューターや機械が作業は行うであろうが、仕事はあくまでも人間がするものだ。要は行動を起こしてみるということだ。(W/W)

代表取締役会長 和田 弘毅
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