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(101)ぬちぐすい

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2009年10月20日
さじかげん (101)ぬちぐすい

 お世話になっているご夫妻から沖縄舞踊カチャーシーの手ほどきを受けたことがある。手のひらや握りこぶしを使ってリズミカルに踊る。一般的に「沖縄の踊り」として広く知られているもので、器用な指先の表現にも意味があるようだ。
 細かな動きは別として「手で空に絵を描くようにして」というひと言に一気にイメージが広がった。地元では結婚式やイベントの盛り上がった時にみんなで踊ると聞けば自然と気分が高揚する。
 
 沖縄には「ぬちぐすい」という言葉がある。「命のくすり」という意味らしい。
 身体に服用する薬ではなく、心に届く愛情や優しさ、感動の体験、料理などを指すらしい。元気になれる心の栄養。これならば沖縄に留まることなく、すぐにでも手の届く所にあって欲しいものだ。
 
 我々歯科に携わる者の「ぬちぐすい」は何だろうか?
 第一には患者さんの「きれい」「具合がいい」「ありがとう」という満足の言葉だと思う。
 それから次に「患者さんと歯科医院のために頑張りたい」というスタッフの言葉も院長先生にとっての「ぬちぐすい」であると思う。
 簡単にできる処方がある。
 先生はなぜ歯科医師を志したのですか? 先生はどのようなお気持ちで開業したのですか? この2錠。
 ここはあえてコ・デンタルの皆さんから先生に質問してみよう。先生のお答えは医院のスタッフとしては絶対に知っておく方がよいことだと思うが、いかがか。
 次に、先生から「では、あなたはどうして歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士を志したのか?」と聞かれるかもしれない。
 
 企業の経営において「顧客満足」という言葉をよく聞くけれど、顧客満足は社員満足との両立だと考えている。患者さんに満足していただくには、われわれ歯科医療のチームも良い関係が保たれていることが大切だ。最初にお互いをよく知って、理解して、進むべき方向と考えを合わす。これが歯科の「ぬちぐすい」の効能だ。
 みんなでカチャーシーのリズムに乗るように、歯科のキャンバスにおもいきり絵を描いていこうではないか。我々はもともと指先は器用なのだから。(W/W)

代表取締役会長 和田 弘毅

 

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