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(93)アビリンピック歯科技工競技

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2009年02月03日

さじかげん (93)アビリンピック歯科技工競技

 「アビリンピック」は、アビリテイ(能力)とオリンピックという二つの言葉から生まれた造語で、障害者の職業技能競技大会を指している。

 昨年10月、千葉市幕張メッセで第30回目の国内大会が20職種で開催された。一般の人も自由に見学できる公開競技である。

 記念すべきは、1981年の第1回目の国際大会が東京で開催されたこと。これは、国際障害者年を記念して日本の提唱により行われることになった大会である。2007年には、第7回国際大会が静岡市で開催され、次期大会は、2011年に韓国ソウルで開催されることになっている。

 このアビリンピック大会に歯科技工部門を導入したきっかけを作ったのが弊社であることを紹介したい。

 今から16年前、弊社の故亀井百合子女史が障害を持つ歯科技工士の励みとなるようにとアビリンピックに歯科技工部門を導入するための署名運動と、職安訪問を繰り広げ、直談判を続けた。

 更に香川県に新設した弊社の「クラウンセンター綾上」に主催者(現独立行政法人高齢、障害者雇用支援機構)を招き、ここで健常者と対等に働く歯科技工士を見ていただき、歯科技工はアビリンピックに相応しいと主張した。

 これらが認められ、1998年大会から歯科技工が正式競技種目となり、現在では20職種の中でも主流の地位を獲得するまでになった。歯科技工の競技風景を見学していただく他、あらゆる技工作品を展示し、直に手に触れていただき、説明を受けられるようにしている。

 10年経過した今ではこのアビリンピックに参加した選手が同窓会を結成し、毎年開催地へ競技の見学に訪れ、競技終了後は盛大な交換会が開催されている。亀井女史が当初理想を抱いていた以上の成果が得られていると感じた。弊社の社員も毎回選手として参加しているが、今のところ、獲得したのは銀メダル2個と銅メダル1個。参加選手には、アビリンピックと亀井女史との関係はよく知られていることなので、公正な審査が行われる証とも言えて、嬉しく思う。

 今後、大会に参加する歯科技工士の活躍を見本として見習いたい。(M/W)

代表取締役会長 和田弘毅

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