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(92)繊細なる気遣い、大胆なる発想

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2008年12月09日

さじかげん (92)繊細なる気遣い、大胆なる発想

 「みんなの歯医者さん」という歯科医院名の島田院長には、沖縄に行くたびに、歯科治療を含めて何かとお世話になり、感謝している。

 3ケ月程前、ちょっとお礼のあいさつにと訪院すると、「彼は警察の会で一緒の『ケン坊』です。今度大阪道頓堀でお店を開くから行ってあげてくださいね」と、一人の患者様を紹介された。

 穏やかな印象の好男子だったので、すぐさま「ハイ、花を持って開店日に行きます」と答えた。彼の赤銅色で筋骨隆々の両腕は印象に残った。

 竹座の横、ビルの4階にある「ケン坊の店」を訪ねた。素晴らしい立地条件、大阪一の一等地に、全フロア沖縄紅型で飾った立派な沖縄ライブの店で、さっそく三線と太鼓による、沖縄民謡「19の春」をリクエストした。

 ケン坊の解説は「私があなたに惚れたのは、ちょうど19の春でした!」は逆で、「あなたが私に惚れたのは~」が正しいのであるとか、発祥の地は与論島で、そこから石垣島、石垣島から沖縄本島へと流れた歴史なども熱く語ってくれた。2時間が1セットになっているので定刻となり退席しようとすると、我々に気付いたケン坊はわざわざエレベータの中まで送ってくれ、その中で彼は「親方から“リーダーは繊細なる気遣い、大胆なる発想”と年中口ぐせのように教わったものですから」と付け加え、分厚い手で握手して見送ってくれたのであった。

 帰りの地下鉄の中で不思議とこの言葉が耳から離れない。そうなのだ、我が歯科界の後継者に伝える言葉としてこんなに適切な言葉はない。長と名のつく肩書きを持つ人は、訓練に訓練を重ねてこの気遣いと発想を実行すべきである。

 明日は職場に掲げ、長の「訓示」としたい!! とある夜の感動であった。

代表取締役会長 和田弘毅

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