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(88)噛み合わせ303万件

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2008年08月05日

さじかげん (88)噛み合わせ303万件

 
 インターネットが日本で一般的に利用されるようになって、早や13年が経つ。
 
今やパソコンの前でキーワードを入力するだけで、いとも簡単に情報を入手できる時代となった。そこから得られる情報も桁外れに多い。その検索から得られる情報の数は、インターネット利用者の関心の高さを示すとも言われている。ある企業では認知度を測る指標として使われることもあるそうだ。
 
そこで、「噛み合わせ」をYAHOO!で検索してみた。すると検索件数は303万件であった。この噛み合わせには、歯と歯を噛み合わせることだけではなく顎関節症、不定愁訴なるものも含まれる。身近な症状としてはストレス、うつ、肩こり、腰痛もそれが原因の一つとなっていると聞く。
 
しかし、これらの症状があらわれた時に歯科を受診する患者さんは少なく、多くの方は、まず内科や整形、鍼灸を受診する。そこで解決できるケースはまだ良いが、解決できないケースにおいて噛み合わせもいっしょに診ることができれば、藁にも縋(すが)る思いの患者さんを助けることができるのではないだろうか? そのためにも医療において歯科の情報を共有する必要性があり、医療連携が鍵となる。
 
一般の患者さんに目を転じれば、用語の壁もかなり大きい。「咬合」という言葉を使う場合と「かみ合わせ(噛み合わせ)」を使う場合では、どちらが伝わりやすいだろうか?他の歯科用語においても然りである。患者さん自身が理解しやすい言葉をあえて使うことによって、将来大事に至ることを未然に防ぐことができる。また潜在的な患者さんにも自覚を促す効果がある。
 
このインターネットの登場で我々にとって、様々な情報がとても身近なものになってきた。その情報の内容を平易にすることと、医療連携を補うことができれば、この303万件という高い関心度にも応えることができるのではないだろうか?
 
ちなみに「歯」で検索してみると検索件数は1億100万件と更に多かった。歯科の役割は、これほど大きいと感じた次第である。(K/W)

代表取締役会長 和田弘毅

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