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(76)韓国の歯科にみるパートナーシップ

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2007年07月10日

さじかげん (76)韓国の歯科にみるパートナーシップ

 
 矯正専門医がソウルで15階建てのビルを建て、しかもワンフロアー100坪を活かし、医科も入っている。
 
 このたび日本のVIP30人が招待され、熱心な臨床家とコ・デンタルスタッフが参列していた。
 
 理事長の朴先生は韓国の名士の治療を手掛けてきただけに、患者に対しては超柔軟で相手に合わせるという点では、あらゆる環境を提供している。それは、こちらが良かったら良いではなく、あくまで相手に良くという考え方。そういったポリシーで、治療後にリラックスしてワインが飲める空間まで作っている。お口をスタートとして、トータルで患者さんの幸せを願っている姿勢が快く私共に伝わってきた。
 
 その折、日本の臨床家R氏が「このように素晴らしい歯科医院が日本でも可能ですか」と朴理事長に質問をした。多分誰しも聞きたかったに違いない。
 
 朴理事長はこう答えた。
 
 「保険診療をやらなければ可能でしょう」。それに続けて「仕入れを値切るようなことをしなければ、一般の方にも信頼されるでしょう」。そう言われてみると、日本では指摘のことが問題と思われる。
 
 付け加えて、朴理事長は、日本の歯科医院経営もラボの長時間労働も、この二つが大きな経営のネックになっていると答えた。R氏は「一連託生だ。君も歯科医院経営にもっともっと、もの申せ!!」と私におっしゃった。
 
 ラボも材料商も衛生士も技工士も、歯科医療において、一連托生ではないだろうか。しかし、日本の歯科医療の歴史を振り返ると、現実には繁栄を阻害する要因があまりにも多い。
 
 これからは過去の観念を捨てて、お互い、つまりデンタルファミリーが喜ぶ考えを持つことが大切な時代となる。
 
 韓国を始め近隣諸国は、他国の歴史に学び、いわゆる、自国流を押し通さないところが、一蓮托生を認識し、皆が良くなるようにしようとパートナーシップを持つべく努力してきたのかもしれない。
 
 そして朴理事長曰く「日本は韓国に比べパイが大きいのだから、何倍もの可能性がある」。その言葉を聞いて私の気持ちも明るくなった。

代表取締役会長 和田弘毅

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