HOME > プレスリリース > (72)思いきった顕彰と賞金を与えよ
プレスリリース2009年 一覧に戻る

(72)思いきった顕彰と賞金を与えよ

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2007年03月20日

さじかげん (72)思いきった顕彰と賞金を与えよ

 
各種の競技大会でなぜ日本選手は奮わないのか?
 
 昨今、日本選手はオリンピックを始め、技能五輪国際大会等でなぜ奮わないのか?
 
 昨年の冬季トリノオリンピックで、日本選手団は荒川静香選手の金メダル一つで終わった。日本の国力(人口比率、スポーツ人口等も含む)からして、メダル獲得選手が一人では惨敗と言えよう。その荒川選手をしても、母親がパートで働いたお金を静香選手の強化訓練費の一部に当てていたという。またその顕彰についても世界の大舞台で金メダルを獲得したにしては見劣りがする。 
 
 技能五輪国際大会は隔年で開催され、今年は静岡市で第37回目(40職種競技)を迎える。職種にもよるが、原則として満22歳以下の青年技能者が4日間22時間以内の公開競技を行う。日本は1962年の第11回大会から継続参加している。以降1971年大会までは毎回金メダル獲得数が10個前後で、日本選手の独断場ですらあった。その後、韓国の台頭が始まり、現在まで毎回のように韓国が1位である。
 
 また、1981年からほぼ4年ごとに開催されてきた国際アビリンピック大会(障害者の技能競技の2007年静岡大会では26種類あり)でも、日本の金メダル獲得数は激減し、ここ2大会はゼロであった。この国際大会の歯科技工競技の運営に携わることで、成績のよい韓国の秘密が分かった。
 
 韓国は国内の地区予選から盛り上がる。なぜなら、優勝者を顕彰し、賞金を与えているからだ。国際大会で優勝をすれば大統領表彰と多額な賞金が支給される。日本の国土の4分の1、人口は3分の1の韓国を大学受験競争のもっとも厳しい国柄とだけ捉えてはいけない。技能競技大会で選手を堂々と鼓舞させる政策を、きちんととっているのだ。
 
 遅まきながら、日本は韓国方式を参考にするという。何事も停滞している分野は前例にとらわれず、大改革をするべきである。21世紀になって一段とグローバル化が進展している昨今だからこそ、もっと誉めることに徹しよう。あたかも社員を誉めるが如く。

代表取締役会長 和田弘毅

pagetop