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(57)携帯電話とメール

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2005年12月13日

さじかげん (57)携帯電話とメール

 
 需要が増え九千万台にも普及した「携帯電話」のお陰で、人との約束事が確実に、しかもスピーディーに解決でき、ビジネスや日常生活の不快感をずいぶん減らすことができるようになった。
 
 そしてありがたいことに生活におけるこの「快適さ」が当たり前になってきた。加えて、「メール」はコミュニケーションの時間にも余裕を与え、幅を持たせる機能もあり、本当に日常生活を効率的に変化せしめている。
 
 こうして生まれた余裕を、日本人は趣味に海外旅行にと存分に活用しているが、果たして海外の方々と自由に本音で語り合えているかとなると、国によってはまだまだである。
 
 私のエピソードになるが、日本語が少しわかるロシア人の青年と、ローマ字で日本語を話す、実に面白い経験をした。ローマ字の日本語なら、通訳を介さず直接、会話ができるのである。
「WADA」が「VADA」になったり、しばしば「OSEWAになる」が「OSEVAになる」くらいの面白い間違いはあるが、慣れれば違和感はない。また、表現がマクロになるほど、民族の違いや文化の違いを痛切に感じる。
 
 ロシア・ハバロフスクの歯科医師会長が一年前に来日され、金閣寺等へご案内したが、意外にも観光は眼中になかったようである。
 
 後日、ある集まりで、「仕事のプロとして、NHKではないが真剣にまっすぐ話をしたい」という意味のことを述べられた。そして最後に、「プロとして、『1200年来の友人』としてつき合ってもらいたい」と日本人にはなかなか表し得ないあいさつに感動したものである。  
 
 もっとも、私の日本の友人T・K氏も、「300年来のまなざし」という言葉を使っており、それを聞いたのも、まだ記憶に新しい。
 
これも近代技術の発展がもたらした交信技術のお陰と感謝するものである。

代表取締役会長 和田弘毅

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