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(56)コージィーアート

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2005年11月08日

さじかげん (56)コージィーアート

 
 作家・吉川英治氏の若かりし頃の言葉に「働いた 俺にはあるんだ 夕涼み」というものがある。秋の風は田舎の方に行くほど、格別に気持ちが良い。こういう労働のあとの清涼感みたいなものを、歯科治療の現場にも持てないものかとふと思う。
 私は、居心地の良いくつろいだ環境作りに挑戦する京都のある会社が大阪国際会議場で開催された「リハビリテーション・ケア合同研究大会」に出展していた三つの商品を見て、「世の中で最も行きたくない場所」のひとつに挙げられる歯科医院に役立ち、歯科医院が「最も行きたい場所、居心地の良いくつろげる場所」になることを想像させられた。
 
 まず一つ目は、発生される声に応じて七色のシャボン玉が空に吹き飛ぶ「シャボン玉発生装置」である。子ども達が歯科医院の待合室で楽しめるだけでなく、言語聴覚士の補助具としても役立つ。
 次に、テレビ画面を見ているような大きな「万華鏡」である。クラゲや海や空が幻想的に動き回るシンメトリーな変化が、私たちに何か夢を抱かせるのである。
 そして三つ目は、テーブルの上でモニターをなぞれば自由に描画ができ、丸や線がカラフルに浮かび出し、今まで見たこともないような動画が発生する。その上、発生されるそれぞれの音が、水や光を感じさせるのである。
 
 誰もが行きたくない歯科医院のサービスに、これらのようなものが付け加えられる日もそれほど遠くはない。くつろいだ楽な気分で診療を受けることができる「コージィーアート」の産物である。「行きたい楽しい歯科医院」も、もうそこまで来ているような気がする。
 
※コージィーアート
「コージィー」とは、英語で「居心地が良い」といった意味を表します。『すべての人が自分の意志と価値観において「快適さ」を得ることができるように』との思いから、五大エンボディ株式会社と京都精華大学が共同で、「コージィープロジェクト」の研究を開始しました。
人間の五感を適度に刺激し、自らが参加して楽しむことのできるインタラクティブ(双方向的な)作品を「コージィーアート」と呼びます。

代表取締役会長 和田弘毅

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