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(37)お金が好きな人は何でも一回でやる!!

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2004年03月16日

さじかげん (37)お金が好きな人は何でも一回でやる!!

 
 携帯電話の発達によって、従来、「帰ってから電話します」と言っていたことや、「帰ってみたら電話がかかっていた」というようなことがなくなり、電話機のあるところまで足を運ぶ無駄がなくなった。何でも即解決できるようになり、ビジネスはスピードアップして、もしかすると、昔の三分の二も働けば仕事を終えられる職場も増えているのではないだろうか。
 
 その反面、家族一人あたりの携帯電話代が二万円を超え、家族全員ではトータル十万円を超えてしまい、家族会議を開いて携帯電話代圧縮の決議をしなければならない家族もあるという。情報伝達の進歩によるスピードアップから生じる、光と影である。
 
 一方、私はいつも、多くの若手社員が情報の無駄遣いをしていると感じている。本来、三回かかる仕事を一回に減らすぐらいのことは容易であるにもかかわらず、多くの若手社員は無駄に気付かず、一回で成功させる努力を惜しんでいる。
 
 先日も、当社にお客様からクレームが入ったので、担当営業所にすぐ対応するよう指示したところ、間に人が一人入ったために対応が二日も遅れてしまった。お客様から間髪入れずに「営業の責任者を出せ!」と言われ、責任者が電話の窓口に出たときには、まだ前後の経緯が伝わっていなかった。間に入った者が回答に迷い、調査しているうちに対応が遅れた結果である。「ビジネスでは、判断されていることをさらに判断する必要はない。イエスかノーだけで答え、情報を先方に送れ!」と叱り飛ばした。
 
 私は口癖のように、日頃、部下に警告を発している。「一回で済むところを三回かけてやるということは、給料も三分の一でいいのですね」、「あなたはお金が嫌いな人ですね」と、念を押すのである。「いや、お金は嫌いじゃないですよ」という答えが必ず返ってくるのだが、社員一人が一日十三分の時間を無駄にすることによって、我が社にとっては、年間ちょうど一億円の損失となることを、いちいち説明しなければならない。
 
 全力を挙げて何でも一回で済ませることを徹底させれば、日本一の大金持ち、斎藤一人氏のおっしゃる「お金が好きにならなければ」の実践者になれるのではないかと思う。しかし、歯科医療という業界で、「医は仁術」という言葉の下に仕事を続けている習慣のせいかもしれないが、我々の周りにはお金が嫌いな人があまりにも多い。

代表取締役会長 和田弘毅

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