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(28)歯科界構造改革で「三歯会」

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2003年05月20日

さじかげん (28)歯科界構造改革で「三歯会」

 
 市町村や金融機関の合併が促進されている。例えば、大阪府と隣接県が合併して大阪・都?になれば合理化されるとか、二つ三つの公共団体が一つになれば、経済効果は大きいと聞いている。構造改革の一端である。
 
 歯科界でもそんな考えはあるのだろうかと思っていたら、川島哲氏が既に昨年の12月15日掲載のデンタルトゥディという新聞で、三歯界の提案をしている事を知った。銀行が合併するのに比べれば、歯科界の場合は歯科医師会が絶対の中心団体であるから、歯科衛生士会と歯科技工士会の協力を得て、一つの新しい三歯会を誕生させる事は容易である。
 
 もともと歯科に従事する人は、歯科ファミリーとか歯科パートナーなどと言われているため、歯科衛生士だから、歯科技工士だからといって別行動する事はなかったように思えるし、各種学会に参加しても、後者がカヤの外であった事は少ない。
 
 公益団体である歯科医師会、歯科衛生士会、歯科技工士会はその定款通りの活躍をすれば、合併しても何らマイナス効果はないはずである。しかし現実には、今までの活動からすると、それぞれの会員の利益を口にするとか、会の執行部の権限、即ち地位に関わる争いがあるのが、この人間社会ではしかたがないのかもしれないが…
 
 今よく言われているこの種の団体の会長方を、直接選挙で選ぶべきだと提案する動きも多い事からして、歯科界全体の長に誰を選ぶのかを試行錯誤するのも良いし、インターネットを利用した選挙を試みるくらいの寛容さが、今後、この業界が本当のファミリーとなって、同じ屋根の下で暮らせる事を可能にするベースとならないだろうか。

代表取締役会長 和田弘毅

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