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(25)あなたの色は

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2003年03月11日

さじかげん (25)あなたの色は

 
 京都室町に「日本色彩学研究所」なるものがある。昨年末に岡山県下でテレビを見ている時にアナウンサーが「あなたの色は橙ですよ。」と言われているのを見て、なるほど。人間は自分の色を好き嫌いで言っているけれど、最終的に何かを決断する時―即ち服やネクタイ、帽子、車等を購入する時とか、果ては自分の家の色、会社や病院の色を何色に決定するのか迷っているはずである。考えてみれば自分も六十八才にもなって未だ自分の色がこれだという自信はない。"行ってみよう、京都へ!と相成ったのである。
 
 京都色彩学研究所は、テレビで見た所ではすごく古い京都の旧家である。どんな先生が色判断をされるのか、そしてどんな鑑定書が手渡されるのか、興味絶大である。
 
 このところ珍しく出張が多く、この仕事はN開発部長とO『希望』編集者に代行してもらうことにした。生年月日が「あなたの色」を決めるとのことで、一名につき五千円謝礼が必要である。
 
 この鑑定は何を基準にしてなされたのであろうか。色を鑑定する為の第一の質問は生年月日、それも間違いのない本当の生年月日についてである。私の生年月日は戸籍上のものと母親から教わったものでは一週間も差がある。母親は「天皇誕生日からひと月遅れの一月二十三日ですよ。」と言うし、戸籍上は父親が申請した二月一日である。
 
 第二の質問は「占い」ではないかと。採光学士の佐藤賢治先生にお尋ねすると、占いの的中率は50%で、色彩鑑定は100%であると言われた。
 
 本人が登場せず、生年月日だけで色彩鑑定を受けた結果、「紺」と「黒」と「白」だと、立派な鑑定文書が届いた。
 
 会社の社標を紺色にしておいたのは偶然かもしれないが、まずはほっとする。 黒と白については、白から黒に移行する間のグレーでもよいと言われた。
 
 その後、密教の色占いの本が売られているのに気が付いた。六十色の色のサイクルで密教では守護色を個人にそれぞれ決めるのである。守護色とは保護色のようでなんとなく安心する。年末から年始にかけて来社頂いた方々に、守護色「あなたの色」をプレゼントしてみた。ほとんどの方が「知らなかった」と喜んでくださったのも、この文を書いた動機である。やがて歯の色も「あなたの色」に近づけて作らなければならない日が来るかもしれない。

代表取締役会長 和田弘毅

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