HOME > プレスリリース > (23)躍進の環境を求めて
プレスリリース2009年 一覧に戻る

(23)躍進の環境を求めて

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2003年01月14日

さじかげん (23)躍進の環境を求めて

 
 今なら一億円使ってでも宇宙旅行でもというくらい価値のある、昭和39年・1964年正月のアメリカサンフランシスコ旅行である。私なりに全財産に近い貯金を投げ打って、1ドル360円の時に旅費・滞在費を最も有効に生かし、僅か一週間のアメリカ視察の口火をきった事である。
 
 その当時のアメリカとの段差は、既に現在・21世紀に入って車社会が到来浸透した日本と同じ位にそれが存在していたと記憶している。38年前の事である。
 
 一週間滞在して驚いた事は、帰国する時靴の裏が絨毯の上ばかり歩く事によりピカピカに光っていたのである。日本に絨毯をホテルや室内に敷き詰める程の余裕ができたのは、それから何年・何十年後であっただろうか?
 一時が万事アメリカとの格差をなくす為、追いつけ追いこせの燃える日本の姿が豊かさを求めて、アメリカ式電化生活による躍進を遂げた過去である。
 
 当然それ等の影響を受けた医療産業も設備、器材、技法を何回も何回もアメリカに学び、アジアの先進国に変貌し、成長した二十世紀後半である。
 
 今日本は新たな創造・発明を世界に要求されているが、アメリカは国の法律にまず発明の価値を認めていると聞く。ハングリーだった時代には必要は発明の母と言われ、新たな創造が多かった様に思える。人間の創る物に完璧な永遠のものはない。大きな段差を求めて大きく変える時代でもないが、躍進の環境を求めて旅する事は可能な時代である。

代表取締役会長 和田弘毅

pagetop