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(21)隣に幸せがある事を知らない。また不幸せがある事を知らない

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2002年11月12日

さじかげん (21)隣に幸せがある事を知らない。また不幸せがある事を知らない

 
 「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。」という諺がある。乗らずに添わずに、駄目だと決めつけるのが普通の人情である。
 誰もわからないであろうと思った事が、以外にも隣の人に聞けば、過去の経験から、いとも簡単に解決できる情報を持っている場合がある。ましてや三人以上の人に相談すれば、「そんな事は誰でも知っている」という事になる。
 最近、誰でも知っているのが、MADE IN CHINAは大変安くて良いという事である。技工業界でも昨今「中国に仕事を取られたらどうしよう」と、無駄な心配をしている輩が多い。
 
 百円均一店に見られる異常廉価製品がその右総代であるが、中国製品は全く「安い」の一語に尽きる。だから失われるものも少なく、むしろ得をする事の方が多い。しかし高価格製品、例えばカメラ類は未だに新製品が東南アジア製品で、高く売られている。
先日、たまたま日本の一流メーカーであるF社とM社のカメラ両方を買う運命になった。見栄えは立派で、国産か東南アジア製品か見分けがつかない、使い始めると、いい加減な品質が欠陥として現われて来るのである。F社のものは、ちょっとした衝撃でボディーが簡単に凹んでスイッチが入らなくなり、M社のものは、バッテリーやメディアカードの収納ボタンがカチッと留まらない。この補修に送ったり出向かなければ機能に至らないのである。
 
 規格品、量産品でしかも一流メーカーがこの程度のサービスである。ゴルフ場ではないが、未だにゴルフ場が利する為のサービスやルールを駆使している。ゴルフ場の芝を痛めない為のカートの走行指示とか、今までは良かったスパイクが悪いとか、勝手な事がまかり通っている。
 
 中国製品も前述の如く、未だにサービスは行き届いていない。そしてトータルで考えると「安かろう、悪かろう」で買う側、即ちこちらに経費がかかる仕組みである。日本製のカメラは、かつてはこんな故障はなかった。精密で立派なものであった筈である。
 
 技工業界で心配する様な東南アジア、特に中国に仕事が流れる事はない。今までの慣習からして、将来、日本の先生方が中国の品質に満足する筈がない事は自ずと想像できる。ましてや規格品・量産品ではない手作り製品である事を自覚しなければならない。

代表取締役会長 和田弘毅

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