HOME > プレスリリース > (18)インプラント患者はV.I.P
プレスリリース2009年 一覧に戻る

(18)インプラント患者はV.I.P

メディア 日本歯科新聞 掲載日 2002年07月16日

さじかげん (18)インプラント患者はV.I.P

 
 一九八〇年から中国、即ち中華人民共和国に旅している。
 中国に歯科技工物を外注する為ではない。又中国の安い、日本の二十分の一の人件費に下心を抱いているのでもない。
隣の中国は多くの学ぶべき先祖というか、 文明の歴史がある所に最も興味がある。
 
 それでも近くのO歯科大学が姉妹校である関係もあり留学生の受け入れや、又長男を上海第二医科大学に留学させた経験も、上海と親密な交流が続く所以である。今回も上海同済大学附属東方医院の口腔移植・修復中心の Yuan Liang HUANG博士を尋ねた。上海浦東新区にあるので素晴らしい設備である。
 
 四十代の主任医師でもあり国際歯科研究会、即ちIADRの委員でもあるドクターHUANGは今までに四百症例のインプラントを手掛けている。
 
 中国でも高い治療費を患者に請求しているというだけあって、C.Tスキャンの断層撮影も予後のデジタルカメラの記録写真も、色々充実して治療を行っている事が垣間見られる。 三十坪もあろうかと思われる待合室は特別問診室と書いてあり、 インフォームドコンセントの場所と応接セットはこの広い部屋に各々一組あり、特別な階級の患者だけを対象に治療している事を誇りとし、V.I.P.ルームと大きく標示しているのである。
 
 ドクターHUANGに「V.I.P.とはどういう階級の層を指しているのか教えて欲しい。」と尋ねる。「それはお金のある層をV.I.P. と思っている。」・・・そうなんだ。インプラントを入れられる人はお金のある人なんだ。そこをありのままに表現できる中国人は、生活の文化が秀れていると言ったらいいのだろうか?
 
 余談だが、宅配便の集配は未だに五十%以上が自転車で行われていると聞く。日本の歯科技工士が中国に仕事を持っていかれると心配するにはまだ程遠い。

代表取締役会長 和田弘毅

pagetop