(7)仕事は人脈の数が財産
| メディア | 日本歯科新聞 | 掲載日 | 2001年05月29日 |
さじかげん (7)仕事は人脈の数が財産
人生は縁で結ばれると言われるが、つくづく最近、全ての仕事は人脈によって成り立っていると思う。
高校を卒業した頃から自分でも名刺を持ち、他人と交歓を始め、何故か名刺だけは財産の如く残していたのが溜り、四万枚になったのはいつの頃か、五十歳過ぎであった。その後、約十五年間で約二万枚増えたので合わせて六万枚くらい溜り、最近では少し質もよくなったと思って、少々自慢な気持ちにもなっていたところ、銀行の情報誌を読むと、三沢ホームの会長さんは今日までに、たしか二十五万枚と聞いて、これは比較にならない。会った人の数がダントツだなぁと感心するものである。
それにしても政治も、法律も、人の手によってなされ、最近では司法の裁判も民間の参加が求められアメリカ並みになろうとしているが。
人間が人間を裁くのはどうかと思うが、経済の世界もその延長みたいなものである。バブル経済で土地が十倍も跳ね上がった時に人々は土地の価値を最大限に認め、それから十年も経たない間に土地や不動産は何の魅力も感じなくなりつつある。
しかし、この様に世間の傾向に左右される時はあっても人間関係の縁が持つ力は常に不変で一人でも多くの人を知り一人でも長い間付き合うと、人間の縁の価値は高まる一方である。
物を作る人々はたかだか六万枚位を多いとするかも知れないが、今後の社会においても、知的財産と同じ様に価値あるものかも知れない。
奥野善彦大阪大学名誉教授が「人が三人以上集まる所には必ず顔を出せ」といわれる所以はそこにあるかも知れない。
代表取締役会長 和田弘毅






