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塩田博文先生による保険義歯臨床のワンポイント講座
 
やっぱり正中!!

 前回までの毎月の定期連載が一区切りして、しばらく時間が経過しましたが、これからは不定期ではありますが、日々の臨床での出来事などを掲載していきたいと思います。

 さて、本ケースは、恥をさらす内容ですが・・・私もこの様な誤りを時々しております。少し慰め的ではありますが、やっぱり「軟パラ」ってありがたいし、救世の手法と思ったりもします。
反省として上下の正中を確認しながら、その正中が一致しない場合は、エラーしている可能性が高いと判断して、咬合採得の適否を読むことが大切と強く思った次第です。

 内容について、写真のキャプションにて説明させていただきます。

下顎義歯前歯唇面に舌小帯付着部と同位置をマジックにてマーク。 上下義歯を咬合していただく。下顎マジックマークの左側(患者さんとしては右側)は、舌小帯付着部と同位置。

 
下顎を右側へ誘導しないとこの位置を示す。幸い?上顎の正中と下顎の正中が近い位置を示しているので、この位置が正しい水平的顎位であるのかも知れないと思う。  

いわゆる軟化パラフィンワックス臼歯部咬合法のBT WAXで咬合器にマウントする。

3番目の写真と近い位置を示されたので安心して先へ進めることにした。 左側臼歯はカスプ トゥ カスプ的ですが・・・。

上顎人工歯を全部取り外すことにした。 ニュースペースディバイダーのBを参考に咬合高径を確定した。

上顎人工歯は全て再配列をした。

仕上がった上下義歯。 装着。幸い無調整であった。
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